リハビリテーション科
- HOME
- 部門紹介 - リハビリテーション科
リハビリテーション科
リハビリテーション科理念
-
◆
質・量を感じた回復期のリハビリテーションを提供します
-
◆
在宅および職場復帰を目指す 実践的なリハビリテーションを提供します
-
◆
豊富な専門職を活かして地域・社会へ還元し地域・社会に貢献します
リハビリテーション科長あいさつ
畠田 将行
リハビリテーション部長
(17年目)
江東教育リハビリテーション病院所属のリハビリテーション科長の畠田と申します。
当院リハビリテーション科では上記の通り3つの理念を掲げ運営をしております。
開院して4年半が経過し病院の実績も全国有数の結果を残すことが出来ており、患者サービスの向上が図れてきていると実感しております。のリハビリテーションの質と量の提供を目標に患者サービスの向上・知識技術の習得など職員教育に重きを置き運営して参ります。またコロナ禍ではありますが豊富な専門職を活用し地域貢献にも応対していきたいと考えております。
サービスとプログラム
初期評価
入院されてから数日は、患者様の初期評価を行います。問診で発症前の生活や家屋調査などを聞き取り、理学療法評価として筋力検査、バランス検査、関節可動域検査、感覚退院に向けてどのような動作が必要なのか引き込んだ上で、患者様と共に目標を考えていきます。ていくのは不安だと思いますが、患者様一人一人に寄り添い心共に支えていきます。
基本動作訓練・歩行訓練
患者様に合わせて基本動作訓練、歩行訓練などが始まります。訓練でできるようになった動作に関しては入院生活に反映させていき、自立に繋がるように段階的に支援していきます。患者様が安全に入院生活を送れるよう自立度を上げる際は他部署との連携を図り、カンファレンス等で患者様一人一人について話し合いを行います。
屋外歩行訓練
定期面談にて退院先をある程度選定し、退院後の生活に向けた日常生活動作の訓練を開始していきます。その方の生活スタイルに応じて、室内歩行の安定性を向上を目標に歩行訓練を進めたり、買い物や外出が必要な方には、実際に屋外に出て歩行訓練を進めていきます。また、仕事の復帰が必要な方に対して、復職を見据えた動作訓練も行なっています。
家屋調査、公共交通機関訓練
退院に向けて患者様動向での家屋調査を実施します。ご家族様やケアマネジャーを交えて最終的な動作確認、環境調整、介護保険サービス内容の検討を中心に話し合いをします。また、患者様のニーズに合わせて買い物訓練や公共交通機関の乗車訓練を進めていきます。質の高い実用的な動作訓練を提供しながら退院支援を行なっていきます。
初期評価・日常生活動作評価
入院時の能力や入院前の生活状況、退院後の生活目標の聴取を中心に評価を行なっていきます。退院後の生活では日常生活動作(食事・整容・更衣・トイレ・入浴動作)の自立が必要となります。入院時の状態を評価し、退院後の目標を患者様やご家族と話し合いながら、目標に向けてリハビリテーションの内容を計画していきます。
上肢機能・日常生活動作訓練
入院時の初期評価を元に、目標に向けて必要な機能訓練を中心に行います。例えば、手指の動作が拙くなり、箸動作が困難になった方や、肩が動かしづらくトイレで清拭が困難な方など、日常生活動作を行う上で必要な動作を獲得するための訓練を中心に行なっていきます。
ADL訓練
主に掃除、洗濯、料理、買い物、金銭や服薬の管理が患者様ご自身で行えるように、それぞれの在宅環境や退院後のニーズに合わせてリハビリテーションを実施していきます。調理訓練では、実際にスタッフとメニューを決めて買い物に行き、キッチンで調理を行なっています。
家屋調査・社会生活支援活動
患者様同行で家屋調査を実施し、動作確認や環境調整を行います。その後、生活上困難が予想される部分を明確にし、在宅復帰に向けた訓練を行います。また、復職や自動車運転が必要な患者様に対し、言語聴覚士とともに就労支援や運転再開に向けた支援を行います。
摂食嚥下評価・訓練
加齢や病気により飲み込み機能が低下することで誤嚥性肺炎を発症する患者様がいます。このような危険がある患者様にして、当院では口から美味しく、安全に食べられるように早期より摂食嚥下評価・訓練を行なっています。また、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査といった専門的な検査を通して、リハビリテーションの方針を検討し、退院後も安心して食べられる食事形態を提案していきます。
高次能機能・失語症評価
「記憶する」「集中する」ことができなくなる高次能機能障害や「聞く」「読む」「話す」「聞く」ことが出来なくなる失語症などを呈した患者様に対する検査を豊富に用意しており、包括的に評価を行うことが出来ます。また日常生活への支障を評価し、患者様も含め一丸となって問題解決に臨みます。
高次能機能・言語訓練
高次脳機能障害や失語症を呈した患者様に対して、騎乗訓練だけでなく、病棟内や屋外での訓練も患者様の生活スタイルにあわせて積極的に行います。また障害受容や退院後の生活をイメージするために他社との関わりを増やすグループ訓練なども提案していきます。
就労支援
就労支援チームが中心となり、患者様に応じた就労先を提案し、支援を行なっていきます。また病前に働いていた会社の方とも連携を図り、周囲の高次脳機能障害などの病気に対する理解を深め復職を支援していきます。
歯科衛生士・間接嚥下訓練
摂食嚥下リハビリテーションの対象は脳血管障害の後遺症や加齢による全身状態の低下に伴って嚥下障害のある方です。言語聴覚士と連携して問題点を共有し、患者さんの状況に合った口腔器官や頸部の訓練を行います。
歯科衛生士・口腔ケア
口腔汚染があり自力でのケアが困難な方すべてを対象としています。これらは「口から食べるために良い状態に整える」「誤嚥性肺炎の予防」が目的です。具体的には、口腔内の状態を確認した上で専門的に口腔ケア、歯磨きの指導・介助を行います。口腔内の状態を整えることで、他職種と連携し、よりリハビリテーションとなるように目指しています。
訪問リハビリテーション
当院を退院されご自宅等に帰られて在宅生活をスタートされる患者様・ご家族の支援を行なっています。当院の訪問リハビリテーションの利用をご検討している方は、訪問リハビリテーション担当スタッフもしくは、院内で担当しているリハビリテーションスタッフへご相談ください。よろしくお願いします。
外来リハビリテーション
当院の外来リハビリテーションは入院されていた患者様を対象に、退院後も運動療法や高次能機能訓練を行い、日常生活がより良く行えるように支援しています。また、復職支援や運転再開支援を行なっており、患者様の目的や希望に添ったリハビリテーションを提供しています。外来リハビリテーションをご検討の患者様は、各担当スタッフにご相談ください。